スラックキーギター

数日前、高知在住のWくんからメール。


Wくんは私のギターの後輩で彼が大学生の時、私と同じ師匠の所へ熱心にレッスンに通っていて、当時私は師匠の教室で講師をしていたので、たびたび顔を合わせていた。将来プロになるのかな〜と思っていたけれども会社に就職し高知県に住むことになった。その後20年近く会うことはなかったのだけれど、ある時師匠からWくんは今スラッキーやってるんだってという話しを聞きびっくりした。
私もウクレレを始めてから次第にハワイの音楽を知るうちに、スラッキーの魅力に惹かれて勉強し教えたりしていた時だった。
そんな時、師匠から私もスラッキーをやっていることを聞いたWくんから上京するという連絡があり、ちょうどスラッキーの山内雄喜先生が水道橋の小錦のお店でライブをやるというので、その日お店で久しぶりに再会した。
ライブのあと、山内先生とWくんと3人で近くのアメリカンなバーで軽く一杯のつもりが、山内先生の楽しいお話にここが東京であることを忘れ、気がつくと横浜駅までの最終電車もない時間だった(あちゃ〜)。でもいずみ野の自宅までのタクシーの料金もチャラにできるぐらい貴重な一夜となった。
Wくんは「スラッキーちゃちゃ」の名前で四国や関西で精力的にライブ活動をしたり、クラシックギターを教えたりしている。一時会社をやめて、ハワイのスラッキーの大御所レイカーネのところで修行もしてきた筋金入り。

前置きが長くなったけれど、メールの内容はレッドワードカアパナとマイクカアヴァが来日して山内さんとライブをするので行こう!というもの。
東京のコットンクラブでのライブは知っていたけれど、日程的に行けないのであきらめていたのですが、彼が誘ってくれたのは山内さんが企画したカアパナとのプライベートなライブ、来た人はみんな弾くんだよ〜と言われて一瞬たじろいたものの、日程は都合がつきそうなので即予約してもらいました。
白金の小さなライブ会場なので、たぶんアットホームな雰囲気で目の前で演奏が聞けそうなのでとても楽しみ。



ハワイアンが好きでギターの音が好きな方はスラッキーギターはいいですよ〜。
演奏する曲がシンプルなので難しいコードが少なく、自分が弾きやすいようにいかようにもアレンジ可能。
もともとは仕事を終えたお父さんが、家に帰って中庭や玄関先で夕日を眺めながらとか、子どもと会話を交わしながら、自分のくつろぎとしてギターを弾いて楽しんだ音楽なのです。
開放弦がずっと鳴っているようなチューニングなので、綺麗なギターの響きに癒されます。