ウクレレの老舗キワヤ商会で一週間開催されている、ウクレレビルダーカスタムフェア、
志茂さんが展示されるというので行ってみました。
実は今年の初め、生徒さんでシモウクレレが欲しいという人がいて、聞いたらオーダーは二年待ちになるので９月の展示会にいくつかの種類を出しますということでした。
さすが志茂さん、ちゃんと覚えていてくれて、もちろん私だけではない待っていた人はたくさんいたようですが、いろんなタイプのものがありました。
トップ（表面板）はコア、マンゴー、ウォルナッツ、マホガニー、サイズはコンサート、コンサートの少し小さめ、テナー。
右端の黒いのはマホガニーで太く柔らかい音。トルコ石の装飾が黒とマッチして上品で素敵でした。
音だけでなく、工芸品のように美しいのも志茂さんの楽器。
左はしのワッフルのように見えるはコアのサーフ。表はこんな感じ。
ウクレレを持ったとき裏が体に接触して響きが吸われるので、ボディが体にじかに触れないようにしたのですね。確かに響きがぐっと前にでるような感じ。
写真真ん中の少し小さめのコアのコンサートはとてもきれいな音で、親指で弾いてもストロークも音の立ち上がりが良くて弾きやすい。展示会では、気に入ってくださればということで、オーダーするよりかなりお買い得です。楽に良い音がでるこういうのも欲しくなってしまいます。
生徒さんが見に行ってすぐに気に入ったのはトップがマンゴーのこれ。
志茂さんならではの木の使い方、ソロ弾きを主に練習している生徒さんなので、柔らかくゴージャスな音がぴったりだと思います。
１９日に行ったときは全種類が揃ってなかったので、特にウォルナッツの音がどんなかな？と弾いてみたくて今日も行きました。
志茂さんのウクレレは音が綺麗でゴージャスでフレットにムラがなく、ハイポジもきちんとなるなど良いところたくさんで私は好きなのです。
ただそれだけでなく、作りが工芸品のように美しく、また遊び心もあって弾いていて楽しく、細部へのこだわりなど、結局志茂さん自身の楽器へのもすごい愛を感じます。そしてこちらのこだわりにもすべて応えてくださるし、購入した後もどんな小さな要望にも快く応じる人間性にも魅かれます。
最近は良いウクレレを作る日本のビルダー、たくさんいらっしゃいます。
弾いてみるとそれぞれ個性やこだわりを感じて楽しいです。
キワヤのフェアは明日まで。キワヤに通常おいてあるさまざまなウクレレを見るのも楽しいですよ。
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