サラ デ ムジカ

一昨日の日曜日は小原聖子先生が長年開催されているホームコンサート。

「サラ デ ムジカ」、スペイン語で音楽のサロンという意味ですよ。


先生の柿生のお家のサロンは漆喰の壁で、ヨーロッパの歴史ある家を思わせるような素敵な作りで、コンサートでは多い時は50人ぐらいの人が来て隣の部屋まであふれるほどでした。
40年ほど前から、ギターだけでなくさまざまな楽器の演奏家を招いてホームコンサートが行われていました。ヴァイオリン、チェロ、フルート、ピアノなどはもちろん、当時まだ演奏家が少なかったリュートチェンバロビオラデガンバ、リコーダーなどの古楽器も。演奏家のすぐ前で素晴らしい演奏を聞き、心ふるわせました。そしてたくさん勉強させていただきました。

私にとって青春の思い出の詰まった第2のふる里のようなこの家は、昨年建て替えられてしまいましたが、記憶に心にたくさん残っています。

今回のサラデムジカは、田園調布にあるご長男のお宅で。

続々とギター仲間や、先生の古くからのお友達や生徒さんが集まり、
懐かしい再会もしました。40人くらいのお客様でした。

ゲストはギターの鈴木大介さん。

大介さんはバッハ、ピアソラバリオスなど充実のプログラムで、
完璧な演奏を堪能しました。

アンコールでサプライズ! 聖子先生の二男の拓次くん登場〜。

拓ちゃんはリトルクリーチャーズ他いくつかのバンドで活躍、最近はTkujiで個人でも活動していますが、知る人ぞ知る多才のミュージシャン。

大介さんとのコラボ、大介さんは「かつてイカ天を毎回見ていて、リトクリが出てきたとき、高校生でこんな大人びた音楽をするなんてと驚いたんです!」と、興奮して話していました。

そう、私たち拓次君を知っている人はみんなそう思っていました。イカ天でチャンピョンになって、たくさんのオファーが来てどこのレコード会社でデビューするかなんて話も、みんな知っています。
何しろ、私は拓次君が2歳にいかないぐらいからのおつきあい、エヘン!
彼は高校生の時はすでに世界中の音楽を聞いていていろんな楽器が演奏でき、曲を作り、歌はすべて英語の歌詞。
ニューヨークタイムズ他世界中のメディアに紹介されています。
リトクリの他の二人もすごい才能の持ち主。

ということで、大介さんと拓次君の曲のデュオはすごく良かった。
拓次君が映画「ホノカアボーイ」で演奏し歌っている「月の虹」もやってくれて、会場はいっきに癒しのムード。
大介さんのギターが柔らかく寄り添っていて素晴らしかった。

コンサートの後は楽しいパーティー
先生の友人のプロの演奏家の歌やヴァイオリンなど演奏。
久しぶりにお会いした人たちのお喋り。


学生の時、一緒にレッスンに通っていた友人と奥様。
会うとすぐに昔のままにもどってしまいます。


大介さんはスキューバダイビングをなさっているそうで、
海の話でも盛り上がりました。


こうやって写真を撮ると、なんだか感無量です。
先生の息子さん三人とも、いつ会っても私たち先生の生徒さんに対してフレンドリー、そして演奏家としてリスペクトしてくれているのが分かります。

二年ぶりぐらいのサラデムジカでしたが、
演奏を間近で聞けて、演奏家と交流がもてるホームコンサートは
本当に贅沢で楽しく素晴らしいものです。

先生は準備で大変と思いますが、
ぜひ続けて欲しいと、みんな口々に申しております。
次回も楽しみにしています!