富士登山


15、16日と富士山に登ってきました〜!
頂上でウクレレを弾いてくる予定でしたが、7合目ぐらいから思いがけず軽い高山病になってしまい、夜中に山頂をめざしたものの9合目の手前でリタイヤしました。
ツアーのメンバーは一緒に登るので、遅れて迷惑をかけてもいけないしということもあり断念!
でもお天気が良くて御来光はちゃんと見られましたよ。
以下、「初めての富士、へろへろ登山記」です。

15日の朝3時半起床、相鉄線の始発に乗り新宿西口へ。ツアーのバスに乗り込み7時半出発。(このあたりからすでに体調に無理があったかも?)


お盆中だし事故渋滞もあり11時半に5合目到着。


腹ごしらえはこんな感じ(ちょっと食べすぎ?)


登山道の入り口、いざ出発!


1時間くらいは比較的なだらかな道が続きます。


だんだん岩場も増えてきてハードになってきます。


いい女二人!
山岳ガイドさん(左)とツアーの添乗員さん(右)、
男前で優しいサポートが心強い!


少し雨がぱらついてかっぱを着ましたが、すぐに止みました。
このころから私は低体温の症状が出てきました。
そして数歩すすむと血の気が引いていくような感じになるので、一足ごとに深呼吸をしながらゆっくり。



果てしなく続く岩場をよじ登り。


これは8合目の最初の方の山小屋かな?
金剛杖に刻印を押していました。



地上3200メートルあたりで眺める夕焼け。

この後、日没後は頭にライトをつけて1時間ほど登り、今夜の宿となる8合目にある山小屋「胸突江戸屋」にようやく到着。
この1時間はほんとにへろへろできつかった〜!
8合目といってもかなり上の方にあり、9合目がすぐのところ。

山小屋の方が私の顔を見てすぐ「高山病の症状がでているようなので、すぐに寝ないで休憩室にしばらくいてください。熟睡しないように」と。
夕食のカレーはほとんど口にできませんでした。

山小屋のトイレは水洗でした。寝る部屋にはずらっと寝袋が敷かれていましたが、寝袋や枕が意外と柔らかくて気持ちよく、いびきをかく人もほとんどいなく、静かに休めました。
一番心配していた山小屋での滞在ですが、山小屋の方は親切だしとても心地よく過ごせました。しかし体調はいまいち回復せず。

そして夜中の1時半に頂上へ出発!したのですが、9合目の手前でやはり貧血を起こしそうになるので、やむなく断念しました。

夜明けにかけて気温はどんどん下がりとっても寒かったですが、お天気が良くて御来光はちゃんと仰ぐことができました。


4時半ごろ、ちょうど満月でした。

うっすらと色づいてきました。

先にオレンジ色になった雲の下から、少しだけ顔を見せました。


日の出は5時でした。

眼下に広がる雲海。


登ったばかりの太陽の光の中で歌う、曲は「ふじの山」(あーたまーを くーもーのー うーえにーだーしー・・・)


お世話になった山小屋です。

帰りは6時に出発。


予想はしていたけど、どんだけ続くのかい!と富士山につっこみたくなるほどの砂利道が、3時間続く。
すべるので3、4回はころんだし、人が連なっているのですごい砂埃が舞う中を、ひたすら耐えながら下る。
サングラス、マスク、手袋、靴を被うスパッツは必需!

だんだん膝が、かくかくしてくるころ砂利道がようやく終わり、さらに1時間ほど下って10時に5合目に到着。

ツアーの集合時間は11時、帰りに温泉と昼食もパックされていて、西湖の近くの広い温泉センターで(湯船から富士山が見えて、あそこに登ったんだ〜となんか感慨深い)疲れを癒し、もちろんお風呂上りのビールの味は格別でした〜!
お風呂と昼食で2時間、もっとゆっくりしたかったですが、バスは2時半に出発して夕方5時半に新宿に到着。

今回のツアーは、同じバスに乗った参加者40人ぐらいに、山岳ガイドさんとツアーガイドさんがついて一緒に登りました。
夏休みということもあってか20代、30代ぐらいの若者が多かったです。
お父さんと登頂した小学5年の男の子もいました!

富士山は、外から見るととても美しいですが、登っているときの美しい景色や楽しさとかはあまりない山なのですね、火山だということもあるし、高すぎてまわりの景色も雲ばかり。
頂上の神社をめざして登る修行のような行程でした。

でも今回一度登ってみて良かったと思います。
住んでいるいずみ野からも、お天気のいい日は富士山が見えますが、なんだかすこし近い存在になってきました。
「あそこでウクレレ弾いたんだよ〜」って。

富士登山に関して、貴重なアドバイスをたくさんくださった生徒さんたちや友達の皆さん、応援どうもありがとうございました!!