来週にせまった森のつどいコンサート、一昨日は共演の小川さんと最後の合わせをやり、大曲とも言えるソルのファンタジーはとても面白くなってきました。二人の表現をお互いわかってきて息が合ってきたということですね。
その他のラテンの曲も楽しいです。
私のソロはバッハのチェロ組曲1番のプレリュード、もう一曲はバッハの雰囲気に合わせて、ダウランドのカムアゲインを歌い弾きすることにしました。
なにしろ聖子先生がたびたび、歌い弾きがすごくいいから、どんどん本番でやりなさいとおっしゃるのです。
でもコード伴奏で歌うのと違って、ダウランドは伴奏にも歌と違ったメロディーもあり、とても大変。演奏の呼吸と歌の呼吸が違うし。まさに一人で二人のことをやる感じです。
でもルネッサンス期の曲は好きですし、イギリスの曲というのも好きなので頑張ります。
コンサートの主催者が、事前に聞きたい曲のアンケートを取っていて、その中からボサノバのウェイブと翼をくださいをやります。ウェイブはデュオで演奏だけ、翼をくださいは歌を入れます。
思い起こせば、中学、高校の頃にフォークソングがはやり、赤い鳥や森山良子は大好きでした。英語歌詞の反戦歌も流行っていました。当時クラシックギターはやっていましたが、それですぐコードが弾けたのでしょうか、フォークの曲集を買ってきて、一人で弾き語りをやっていました。小さいときから歌は好きでしたね〜。
翼をくださいの山本潤子さんの声は、今聞いても素晴しいです。ハイファイセットになってからも、特に卒業写真の歌には感動しました。
そんなことを思い出しながらふと思ったこと、若い時に好きだったものって変わらないんだな〜と。
ただ楽しくて翼をくださいを歌っていたあの頃、50年も後にまさかステージで歌うなんて、いったい誰が想像できたでしょう。
続けようと思っていなくても、好きなことは結局、戻ってくるものですね。
山本潤子さんは楽に歌っているように見えますが、なかなか難しい曲だと改めて思います。
詞を、心をこめて読んでそのままメロディーに乗せられればいいなと思います。
それと腹筋がどれだけ使えるか、体力いります!