「絶対音感」じゃなくて。

今日は各地で猛暑日になったようですね。
皆さんも流れる汗を拭きながら一日を過ごしたことと思います。

今日はちょっと面白い話。

先月の発表会の後、ある生徒さんとメールでの雑談で、
「仲間に絶対音感があるのではと聞かれて、それはわからないけど
絶対鈍感なら自信ありま〜す!」と答えたという話、携帯画面を見ながら
私はしばらく大笑いが止まらなかった。

笑いながらふと、これはすごい哲学なのでは?と思ってしまった。
すなわち、「決して楽しいことばかりではない、さまざまな試練やストレスに思い悩むことの多いこの人生、時には絶対鈍感をもつことで乗り切れることもあるのではないかと。」

折りしもコンサートの合わせがあり、師匠や先輩にこの話をしたら、案の定すごく受けてめちゃ笑いながら、
「そうね〜、絶対鈍感で世の中生きていけたらいいよね〜。」としばらくこの話で盛り上がった。

この半分ジョークで半分シリアスと私が感じた話に、いまいちピンとこないかたは、
この先読む必要はありません。
そんなかたは、人生で起こるさまざまな事にもうまく対処できる才能があったり、自分自身の心の持ち方にもすぐれているのだと思います。
未だ未熟人間の私には、うらやましい限り。


さて、「絶対鈍感」で笑った2週間後ぐらいに、まさに天地がひっくり返るような出来事が私にあった。

やれやれ、
神様はこの年になってもまだ、私に試練をお与えになるのか・・・。
人生初めての体験、やはりこの年ではつらいものがある。

立ち上がる力を与えてくれたのは、音楽にかかわる仕事、毎日ギターやウクレレを弾き、そして音楽が好きな人たちに会う毎日。本当に音楽から大きな力をもらったと思う。

そしてこれが大きかったかもしれない。
ずっと心に残っていた「絶対鈍感」という言葉。
「そうだ、こんな時は絶対鈍感で過ごすのがいいんだ!」
そう自分に言い聞かせた。

何かあるとつい考えすぎてしまい、それが良くないこともある。
どうしようもないことにぶち当たったとき、悩みで気持ちが重くなるときなど、この「絶対鈍感」療法、
利くかもしれませんよ!


保障はしませんが、試してみる価値はあるかもです!。