rubato〜ルバートしてみて

午前はまずギターのKむらさん、2年がすぎましたが以前からご自宅の近くでウクレレのサークルで活動されていたので、ギターも楽そうに弾いています。アルバの「ハバネラ」、一ヶ月で出来上がりました。発表会用にもう1曲候補の中から次回決定します。ご自分にだめだしをなさるまじめなKむらさん、今のままでだいじょうぶです!

次はウクレレのポポキーズのお二人、Ms.NかたさんとUださん、KむらさんとUださんは共にお孫さんのお世話に日々忙しくしていらして、レッスンの替わりめに会うと子育て中のパパやママのような親近感でお話しています。さてポポキーズは10年、9年選手のお二人で、さすがに発表会などでは貫禄というか風格がある演奏をします。今年の発表会の曲も決まり、あとは二人でしっかりやってくれます。

午後はギターのM.Sとうさん、トローバの「スペインの城」から2曲すでに発表会に向け練習中、Sとうさんにぴったりのとても良い楽器を手に入れてからますます表情豊かな演奏になって、レッスンして「あ〜いい音だな〜」と気持ちがいいです。きちんと弾けているのでこれからは感情表現のひとつ、テンポをゆらしたり自然な流れを作るアドバイスをしていきます。

次はウクレレのMs.Sたにさん、私と同じ名前、同じ年齢ほかいろいろ共通項があって最初はびっくりしました。すごく素直な性格そのままウクレレのレッスンもスーと吸収していきます。2年半たちましたがレパートリーいっぱいです。少しハスキーで低い声をいかして今年の発表会は「ラブリーフラガール」を歌もソロ弾きもムーディーに、もう一曲の「レイ リコ カレフア」はしっとり、可憐からテンポを変えて軽快に、感情のおもむくままにをめざします。


音楽を聴いたり弾いたりして心地いいと感じるテンポは、決してメトロノームどおりではありません。最初はきちんとメトロノームどおり弾けることはあたりまえですが、音楽の自然なテンポや流れは、その後自分の感情に合わせて演奏すると速くなったりゆるやかになっていくものです。ルバートは音楽用語でテンポを自由に加減して演奏することですが、感情表現の一つの方法として気持ちのおもむくままに弾いてみてください。自然とテンポがゆれてくると思います。