久しぶりに暖かい日、以前から気になっていたコートールド美術館展を見に上野へ。
お天気が良いと、東京都美術館まで上野の森をブラブラするのも楽しく気分が上がります。
ロンドンにあるコートールド美術館は、実業家で卓越した審美眼をもつコートールドさんが、フランス近代絵画の魅力を母国に伝えようと、印象派の作品を中心に精力的に収集し創立されました。
展示の最初から、巨匠たちの名作が次から次へと現れて驚きました。
美術史研究や科学的調査の観点に基づく展示もあり、大変に内容が充実した展覧会でした。もう一度見たい絵画がたくさんあり、3階からまた1階へもどり2巡しました。
コートールドさんの功績、素晴らしいです。
絵画は実際に本物を見るのが一番というのはあたりまえですが、少し絵葉書で紹介です。
今回の目玉となっているマネ最晩年の「フォリー・ベルジュールのバー」
目にした途端、息を飲むような美しさでした。ルノワールの「春、シャトゥー」
広がる景色にフーと息を吐いて、心がやすらぐような。ゴッホの「花咲く桃の木々」
大好きなルソー、初めて目にする作品でした。嬉しい。「税関」
コートールドはセザンヌの作品を多く収集しました。「大きな松のあるサント・ヴィクトワール山」 これ以外にもセザンヌの名作がたくさんあり感動。
他にはモネ、ドガ、モディリアーニ、ゴーガン、ロートレック、スーラ、まだまだ多くの印象派、ポスト印象派の巨匠の絵画、どれもが本当に素晴らしい作品でした。
展覧会記念の厚い全集も買ったし、しばらくは時間がある夜はこれを眺めながら過ごすことにしましょう。