歌のレッスンをきちんと受けるようになってから、言葉の発音や発声を意識するようになった。
コンサートで歌を歌う時、日本語やハワイ語、英語やスペイン語など、それぞれ発音の違いがあるのはもちろん、歌になるときの発声の違いにとても気を使う。
たとえば子音をはっきり発声すると綺麗に聞こえる言語とか、イントネーションに気を使うと分かりやすくなるとかさまざまな要素がある。
言語学に関することがもともと好きで、大学でも授業があってとても興味深くおもしろかったのですが、今になって少し役にたっているような。
でも歌ではなくて、役者さんの発音や発声はどうなのか、初めて具体的に知ることとなった。
来月のコンサートでの「のはらうた」は、いろいろな動物が、なにげない日常をふっともらした言葉が素晴らしい詩になっていて、それにぴったりの音楽がついている。
「こいぬ」と発声する「こ」の一つの発音が、たとえばアナウンサーでもナレーターとも違う、役者さんの発音する「こ」、すごいな〜。声で言葉の一つ一つを演じている。
まるでマイクを通しているような声の響きはもちろん。これは以前コンサートで聞いて驚いた。
ギターを弾きながら、南久松さんのパフォーマンスが楽しくてつい笑ってしまう。
子どもの心に帰らせてくれるような「のはらうた」、コンサートでもどうぞ遠慮なく笑ってください。
10月5日、2時30分開演、音響の素晴らしいかなっくホールで。ご予約受付中です。
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