思い出

コロナ感染、このところすごい勢いで広がっていて心配です。

でも、今まで通り気をつけて日常を送っていれば大丈夫かなという気もします。

遊びに行かないし外食もしない、こんな生活にも慣れてきました(つまらないですが)

 

高齢の母がいる実家に、先日久しぶりに行きました。

母は5月で93歳、このところ記憶などが少しおかしくなっています。

でも元気でご飯もよく食べています。

兄に頼まれて、母の部屋の本を整理しました。

地震があった時に、本棚が倒れたら危ないからということです。

いつも本を読んでいた母ですが、最近読んでる?と聞くと、もう読まないね~と言う返事。なんだか淋しいのですが、全部いらないというので、

ベッドのすぐ横の出窓にあった本棚の本を全部まとめて紐をかけ、

つくりつけの戸棚の上にあった沢山の茶道の本、茶道教授を90歳でやめるまで、

いつもそばに置いて調べていた古~い本の数々、全部いらないと言うのでこれらもまとめて紐を掛け、私のそばで紐の掛け方はこうするのよとあれこれ言う母、

なんだかな~、こういうふうに年を取っていくんだな~と私は一人でしんみり。

 

そんな最中、読みたい本は持って帰ろうなんて思って物色していたら、

こんな本を発見!

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あら、私のサインではないですか!

この本がいつ母の手に渡ったのか覚えていませんが、

そういえば若い時私は、けっこう単行本を買っていて、表紙の裏にサインをしていました。(今はもったいないので文庫本ばかりですが)。

1978年!、

私は気に入った作家の本は続けてすべて読み、そのうち出版されているものがなくなり淋しい思いをするという読書癖があるのですが、

そうだ!このころは五木寛之ばかり読んでいたんだ~。と、

一気に42年前へタイムスリップしました。

ある時は、電車の中で読んでいるとやめられなくなり、

途中駅で降りて静かな喫茶店に行って最後まで読んでいたこととか。

今考えると、当時一人暮らしだったのだから家に帰って読めばいいのにと思いますが、

読書のための雰囲気が必要だったのでしょうか。

若いって、おもしろいですね。

この本は内容は全く覚えていないので、楽しみに読み返します。

 

本の整理はまだ途中なので、来週また行ってきます。

紐をかけるのも、だいぶ上手になりました!