自宅で工事があり、朝から夕方まで家にいないといけなくて、たまたまケーブルテレビで「ドクトルジバゴ」をやっていたので見ることにしました。
ドクトルジバゴは有名ですが映画をちゃんと見るのは初めてでした。
こんなに壮大で内容の濃い映画だったのかと驚きました。
この映画のテーマ曲の「ラーラのテーマ」は昔からよく耳にし、ギターでも弾かれていますが、若い時にマンドリン合奏でたびたび聞きました。それもそのはず、この曲ではロシアの民族楽器バラライカが使われているからですね。マンドリンと良く似ています。
でもマンドリンはイタリアの楽器なので明るい音なのに比べて、バラライカは寒いロシアを思わせる暗さがあります。20代の時、銀座のロシア料理専門店に行ったらバラライカ数台での生演奏をやっていて、初めて聞く音に感動したことがあります。
映画は、ロシア革命を舞台に医師で詩人の男性が、戦争で生死を分かつような経験を何度もしながら、ラーラという運命の女性と別れと偶然の再会を繰り返し、その子どもにまで革命がもたらした運命が描かれています。
ロシアの雪と氷に覆われ凍てついた広い大地の映像と重いストーリーに反して、ラーラーのテーマは、つかのま訪れて雪を溶かし花を咲かせる短い春、だからなおさら幸せを感じさせるような音楽です。
まさに名映画に名曲ありですね。