今日のレッスンから。
そろそろ青い教本が終わろうとしている女性の生徒さん、
青い教本というのはギター界で一番使われていると言っても過言でもない、小原安正先生が監修された、初歩から中級程度までのテクニックに関するエチュードや名曲までが網羅された、クラシックギターを学ぶ人には必携の教則本です。
表紙が青いので、青い教本として親しまれています。
この教本が終わると、個人個人に合わせて、新たなエチュード集やさまざまな曲を練習していくことになります。
この生徒さんに少し前に数曲お勧めの曲の楽譜を渡しましたが、その中で彼女がやってみたいと練習してきたのが、レオブロウエルの「11月のある日」。
私もブロウエルが好きでコンサートで弾いてきましたが、30代の頃にブロウエルのマスタークラスを受講して、2日間に渡り2曲のレッスンを受けました。
当時人気だった「黒いデカメロン」から「恋する乙女のバラード」と「カンティクム」でした。
すぐ横でレッスンをしていただき、楽譜には手書きのアドバイスが残されていて、レッスンの思い出とともに宝物になっています。
「11月のある日」は、ブロウウェルにはめずらしくメロディックくで弾きやすくとても人気がある曲です。
やはりいいなと思う方が多いのだなと、この曲の人気を再認識しました。
私は本番で弾いたことはなかったのですが、チャリティコンサートがちょうど11月なので今回演奏しようかなと思っていたところでした。(当日までに満足のいく演奏ができればですが~)。
レオブロウエルはキューバの方ですが、お会いした時はスッとした雰囲気で品があり、インテリで物静かで、礼儀正しくて、印象は曲からイメージしていたのとはやや違うように感じました。でも後から良く考えたら、彼の曲の洗練された音そのものの人柄だったんだな~と思いました。