GLC学生ギターコンクール

今日は第44回GLC学生ギターコンクールの二次予選&本選会でした。

GLCは、ギターリーダースクラブの略で、第一回は1975年です。

当時、私より3、4歳から10歳ぐらい年上のギタリストがたくさん活躍されていて、師匠や所属団体などの枠をこえて、若いギタリストを育てようと発足したコンクールです。

第一回では、私が所属していた東京大学のギター部でピカイチにうまかった男性が2位、翌年はギター部の後輩が一位になりました。私はこのころは、小原聖子先生のところで修業に入ったばかり。このギター部は本当にうまい人が多かったです。でもプロになった人はいないので、人生どうなるかわからないものです。

 

昨年はコンクール直前に帯状疱疹になって欠席、その前年は母の具合が悪くて欠席、久しぶりに会員の皆さんに会いました。

昔から本当にこのGLCは、若い人からかなりえらい年長の先生方まで和気あいあいと仲が良く、コンクールを無事にやり遂げるために各自が積極的に動きます。そして先輩方が仕切っていたやり方を、少しずつ若い世代に教えながらバトンタッチして行き、今は私より10歳以上若い後輩たちが役員をやっています。会員の間でずっと引き継がれてきたすばらしい伝統だと思います。

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今回は中学生と小学生低学年の審査をしました。

ずいぶん前から、小中学生のレベルが高いです。小学生高学年となると、プロのギタリストがコンサートで弾く曲を演奏する子もけっこういます。

 

当教室の期待の星、小学2年のSくんがお父様と一緒に聞きにきました。

現場を見ておくのはいいですね。来年出られるといいです。小、中と何度も出て一位を取った子も多いです。

コンクールで良い成績を取ることが音楽をやっていく一番の目的ではありませんが、出場することで上達することは確かですね。