発表会の思い出

発表会の翌週、木金以外は通常レッスンがあり明日もレッスンで、生徒さんたちの感想をそれぞれ聞くのが楽しいです。


今日、うちの教室へきて初めて出演したうえ難しくて長い曲を弾いたギターの生徒さんが、
「ところどころミスしたのですが、頭が白くならずにすぐ続けて弾けたのが良かったです」というので、「そうでしょう?レッスンですごくゆっくり丁寧に練習しなさいと言ってやったからですよ〜」と、自信をもって言いました(笑)。
 ゆっくりと各フレーズの表現や一つ一つの音を意識しながら練習していくと、その曲の音楽そのものが身体に沁みつくのですよね。そうすると緊張したりミスしても音楽が途切れず指は動いていくのです。
この生徒さんのように自分でも意識して、今日は何をどこをどんなふうにと考えながら練習することは大切ですね。
ステージで暗譜で弾く場合は、楽譜を見て弾くときの数百倍の怖さがあります。
いかに音楽に集中するか、そのための特別な練習が必要です。
アドリブでいけるジャンルは別ですが、クラシックギターは楽譜通りにですからね。
それに楽譜見ている暇がないよ〜と暗譜せざるをえない曲も多く、
生徒さんもとりあえず譜面台に楽譜を置いてはいる人も、ほとんど暗譜して弾いています。
みんなたくさん練習してるな〜と感心。

とにかくステージで経験して血となり肉となり、それぞれ今年も上達したことと思います。


ところでウクレレの生徒さんと一緒に発表会をするようになってから15年ぐらいでしょうか、そのときから今年まで舞台監督を務めてくださった鴻ノ巣さん、なんと今年が最後になってしまいました。
家庭の事情で奥さまの実家のある沖縄へ移住することのなったのです。
聖子先生のところの兄弟子で先生の教室の講師もなさっていますが、CD作成の仕事もなさっていたので、発表会のCD作成はもちろん、進行や照明にステージ設定など裏方仕事すべてをやってくださっていました。先生の発表会でもどれだけ頼りにされていたか。
本当に長年お世話になっていたので、来年からどうしようかと困っています。
どなたかやってくださる方はいないでしょうか。

鴻ノ巣さん、長い間ありがとうございました。
新しい土地での人生に幸あれと、心から祝福いたします。

彼は仲間で送別会をやろうという話になったら、いつでも用があれば来るから、行ったきりになるわけではないから、ずっとお別れというわけではないから送別会はやめてと言うので、
40年以上の付き合いの仲間たちは、また会おうね!と声をかけるしかありません。
そう、今は飛行機代も安くなったし、また会える日を楽しみにするとしましょう。