小川さんリサイタル

先週の金曜日の夜は兄弟子の小川和隆さんのリサイタルで、
オペラシティーの近江楽堂まで出かけました。


今回楽しみしていたのは、ド・ビゼー組曲
この時代のバロックギターの音色を再現しようと(バロックギターは復弦5コース)、
小川さんは試行錯誤の結果、釣り糸を使いテンションを緩くして当時の音を追求しました。

確かに脱力する音色、そして掻き下ろす(ラスギャード)音もスラーも柔らかく、
ド・ビゼーが活躍した1680年代はこんな音だったのかな〜と当時に思いをはせながら聞きました。

バッハのプレリュード2曲は本当に鮮やかでテンポ感が素晴らしく、ため息が出ました。

愛弟子とのデュオ、バッハ「イタリアンコンチェルト」も楽しい!

二部はスペインのカタロニア民謡他、グラナドス、デラマサ、ピポー、ファリャとスペイン音楽を堪能。

最後にまたデュオでファリャ「はかなき人生」、愛弟子でプロとして活躍中の大野元毅さん、
パワフルな演奏で師匠の演奏を受け答え、引き込まれました!

小川さんは10弦ギター、6弦ギター、6弦でバロックギターもどきギターと、3台を演奏。
それぞれの音を楽しめ、終わってからとてもすごく満たされた気持ち。

余韻に浸っていて小川さんの写真を撮るのも忘れました〜。

オペラシティーのツリー、すんごく大きくて色が次々と変化するしで綺麗でした!